
こんにちはYouTubeで「まさや師匠」として活動しております。
吉井将弥です。

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AI動画でYouTube収益化停止!違反理由と回避ポイント
AI動画でYouTube収益化停止!違反理由と回避ポイント
「AI動画で作ったら、突然“収益化停止”のお知らせが…」 そんな時に慌てず復活まで進めるための、原因の見つけ方・直し方・再申請のコツを、最新ポリシーに沿ってわかりやすくまとめました。AIは悪ではありません。“オリジナル性と透明性”が鍵です。
- なぜAI動画で収益化が止まるのか
- 最新ポリシーの要点(2025年)
- まずやるべき初動チェック
- 主な違反理由と回避ポイント
- 復活までのロードマップ(時系列)
- 安全運用の設計図:AI活用のベストプラクティス
- よくある質問
- 画像プロンプト(AI生成用)
- SEO要素(メタ・関連KW・内部リンク)
1. なぜAI動画で収益化が止まるのか?
理由はシンプルで、YouTubeは「オリジナルで、視聴者に価値があるコンテンツ」を評価するから。2025年には「反復・量産的な動画」は“不認証(非オリジナル)=収益化対象外”の考え方がより明文化されました。AIそのものはOKですが、“ただ作っただけ”の量産物はNGです。
MEMO AIツールは加点要素ではなく中立。価値(解説・検証・考察・体験・編集の工夫)を人間の視点で上積みできているかが勝負です。
2. 最新ポリシーの要点(2025年アップデート)
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“反復・量産的(Inauthentic)”コンテンツは収益化不可。以前の「Repetitious/量産的」表現が“Inauthentic(非真正)”に整理・名称変更。中身が薄いテンプレ動画や大量生成は対象。
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広告に適したコンテンツ基準は引き続き厳格。自己申告(セルフサーティフィケーション)項目への正確な回答が重要。2025年7月には不適切な言語の運用ルールも更新。
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合成・改変(生成AI含む)の開示が義務化。視聴者が現実と誤認しうる場合は、YouTube Studioの「改変コンテンツ」設定で開示。敏感なテーマでは動画上にもラベルが表示されることがあります。
※ニュース的背景として、AI量産動画やフェイク調の低品質動画の増加が指摘されていますが、公式基準は上記のヘルプセンターが一次情報です。
3. まずやるべき初動チェック(通知が来た直後)
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通知メールとYouTube Studioの違反理由を確認(どのポリシーに該当か)。収益化 > ポリシーで要因を特定。
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該当動画の洗い出し(テンプレの量産、スライド+AI音声のみ、転載・著作権疑義、誤解を招くサムネ/タイトルなど)。
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修正 or 非公開。開示不足があればStudioで「改変コンテンツ」ラベルを付与し説明を追記。
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広告適合の自己申告を見直し。誤申告は審査で不利。
🚫 やってはいけない:理由が曖昧なまま再申請を急ぐ、問題動画を残したまま「とりあえず非公開だけ」。審査担当はチャンネル全体を見ます。
4. 主な違反理由と回避ポイント
4-1. 「非真正(Inauthentic)」=反復・量産的で中身が薄い
AI音声+素材画像だけ、テンプレ台本を大量出力、BGMと字幕のみ…価値の説明や編集の工夫がないと認定されやすい領域です。対策は以下。
- 独自の視点(経験・比較・検証・インタビュー・一次情報)を必ず追加。
- 編集の差別化:例=章立て、可視化(図表)、引用の整備、具体例の深掘り。
- テンプレは“骨組み”まで。ナレーションや例示を都度カスタム。
4-2. 再利用(Reused)・転載・著作権問題
他者の動画・音声・映像の「寄せ集め」や、AIでフィルターを当てただけの再加工は危険。著作権クリアは大前提です。出典を示し、十分な解説や新規性で“変形性”を確保しましょう。
4-3. 開示不足(合成・改変メディア)
視聴者が現実と誤認しうる合成音声・ディープフェイク・生成映像は、Studioの「改変コンテンツ」設定で開示が必要。説明欄にも簡潔な注記を。敏感テーマでは動画上にラベル表示の可能性。
開示テンプレ(例)
本動画には、登場人物の一部音声を合成音声で作成したシーンがあります(事実と誤認しない編集をしています)。
4-4. 広告に不向きな内容(Ad suitability)
暴力・差別・過度な下品表現・センシティブイベントの悪用などは制限または不承認。セルフサーティフィケーションの正直な申告が重要。2025年には不適切な言語の扱いに一部更新あり。
4-5. メタデータの誤解誘導(釣りタイトル/サムネ)
センセーショナルな疑似ニュース風AI動画は要注意。虚偽・誤認・扇動的手法は収益化リスクが高い。
4-6. 子ども向け設定・視聴者層のミスマッチ
「子ども向け」判定時は広告の種類やコメント機能が制限され、収益性・審査影響が出る場合あり。対象年齢や表現を設計段階で管理を。
5. 復活までのロードマップ(時系列で解説)
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0日目:通知を受け取る 理由と対象ポリシーを確認。チャンネル全体の棚卸しを開始。
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1〜3日目:是正対応 問題動画を非公開/修正、開示ラベル付与、説明欄の整備、自己申告の見直し。
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〜7日目:必要なら「不服申し立て(アピール)」 期日内のアピールで、原則14日以内に結果。却下の場合は停止日から90日後に再申請可能(初回は30日ルールが一般的)。
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〜30日:改善の可視化 新基準に沿う代表動画を数本公開(オリジナル性・解説・検証が明確)。
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30〜90日:再申請 申請フォームの自由記述に改善内容を箇条書きで明記(非真正→独自リサーチ、開示追加、編集方針など)。
※アピールや再申請の待機日数はケースで異なるため、必ずチャンネルの通知・ヘルプ記載をご確認ください。
6. 安全運用の設計図:AI活用のベストプラクティス
6-1. 「3V原則」でAI動画を設計
- Value(価値):比較・検証・一次取材・事例・ツール実演など“人手の上積み”を。
- Voice(声):経験・失敗談・意見・独自の編集スタイルで個性を。
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Verification(検証):出典・引用・参考リンク・検証手順を明示。
6-2. 台本テンプレの“人間味”アップ術
- 冒頭30秒で視聴者の悩み→解決の見取り図を提示。
- 章ごとに具体例・数値・比較表を最低1つ。
- エンディングは行動提案(次の一歩)で締める。
6-3. 「開示」と「整合性」の運用ルール
- リアルに見える合成/生成はStudioで開示 + 説明欄に一文。
- 敏感トピック(健康・政治・金融・ニュース)は慎重に根拠提示。必要に応じて動画上にもラベルが付く場合あり。
- 広告の自己申告は正直に。迷ったら厳しめに申告。
6-4. チャンネル全体を“オリジナルの証跡”で満たす
- 台本・資料・引用元の管理台帳(Notion/スプレッドシート等)。
- サムネ用素材は自前撮影 or ライセンス明記。
- シリーズ運用:視聴者の質問→次回で検証→結果報告の三部作で独自性を積み上げ。
ケーススタディ(仮例)
AさんはAI読み上げ+素材写真の「ニュース風」動画を量産し停止。
①Studioで改変ラベル付与・説明欄へ注記 ②テンプレ台本をやめ、独自の比較検証と取材要素を追加 ③広告適合の自己申告を適正化 で30日後に再申請→復活。
7. よくある質問
Q1. 「AI音声」そのものはNG?
A. いいえ。AI=禁止ではありません。問題は中身の価値と開示・誠実さ。視聴者を誤認させる合成は開示必須、反復・量産的で価値が薄いと非真正扱いになります。
Q2. どこまで開示すれば良い?
A. Studioの「改変コンテンツ」設定を使い、説明欄に一文。敏感トピックは動画上にもラベルが出ることがあります。
Q3. 再申請はいつできる?アピールは?
A. 通常、初回は30日で再申請の目安、アピールは通知の案内に従い期日内(例:7日以内→さらに21日以内の救済)で可能。却下時は90日待機が一般的。必ず自身の通知文を優先。
Q4. ニュースっぽいAI動画は稼げる?
A. 誤認・煽情の手法は短期的な再生は伸びても、収益化とチャンネルの信用を毀損します。戦略としておすすめしません。
まとめると──
AI動画だから収益化できない、というわけではありません。
問題は「価値があるか」「誤認させていないか」という点です。
一度停止になっても、正しく原因を特定し、改善を積み上げれば収益化は必ず戻ってきます。 大切なのはオリジナル性・透明性・視聴者への誠実さ。 この3つを意識すれば、AIはクリエイターの大きな武器になります。
AIは「量産の道具」ではなく、あなたのクリエイティブを拡張する相棒です。 今こそ安心して活用できる環境を整え、YouTubeでの活動を次のステージへ進めましょう。
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